【これから始める人向け】今更セッカエルフ使用講座
どうも、茨木鹿扇といいます。現在シャドバはラプラス・ダークネスちゃんが配信していることにより盛り上がりを見せています そこで今回、自分のお気に入りのエルフを紹介したいと思います 要するに布教ですね 一応今ほぼエルフ単でグラマス行ってるので信用は出来る...はずです では早速張り切っていこーう!!
親の声より聞いた人権
0.始めに
このアリアエルフというデッキの強みは、個人的に攻守が変幻自在で択が無限にあるデッキです 言い換えると色々出来てめちゃくちゃ楽しい!!!デッキなんです ただフェアリーをぶつけたら勝ちじゃなくて、ダメージを与えるべきか、ここは一旦貯めるべきか大甘に見えがちなShadowverseが実は奥深くて楽しいんだよ、とこのデッキは教えてくれます そして時にデッキトップで解決し主人公感を出してくれます 疾走が多く、リーサルが単純なのも高評価です
あとカードの見た目がいい
見てくださいこれ、ロリからJK、大人のお姉様にケモまで性癖のバーゲンセールですよ!そして女ばっかかよお思いの貴方!リーダースキンにはCV中村悠一のイケメンがいます 見た目が良くて強いカードを使いたい!って人は是非この記事を読んでエルフ使いになってください!!!
1.デッキリスト
現在自分の使っているデッキリストがこれ。
何を目指すデッキかざっくり言うと
アリアを進化させ、その進化能力でフェアリーを特攻させることやバウンス(フォロワーを場から手札に戻す能力)で場からフォロワーを離れさせ、セッカを初めとした疾走カードでフィニッシュというデッキです
まず一部カードを除いて軽い解説から
シャムシャマ…序盤腐りやすいのと後から1枚あれば済むシーンが割とあったので2枚 好みで枚数調整すると良き
ウェルダー…複数枚採用すると鬱陶しい感じがしたのでピン刺し 枚数調整枠
ブラストフェアリー…序盤の除去ソースかつワンダーツリーの融合元になるフェアリーが生成出来るので3枚
奇跡の実り…貴重なドローカードかつ体力回復枠 3枚確定
妖花の捕食者…重要なアタッカー 後述するセッカカウントに関わる大切な枠 3枚確定
エレメントスラッシュ…序盤そこまで不要でかつ後から1枚引ければいいと判断したため2枚
ワンダーツリー…融合出来れば2コスで莫大なアドを得られるので3枚 ぶっちゃけそのまま投げても悪くない性能
ギガンティックブロッサム…序盤アクセラレートで打ってセッカカウントに繋げるもよし、ワンダーツリーに融合するも良しアクセラレート傘増しも良しの優良カード 3枚確定
原初の悪神…後述するセッカカウントに有効でかつ除去カードとして有効 3枚確定
アイヴィーキング…序盤のドローカードかつ後から出て来てセッカやフェアリーではダルい相手にぶつけられる1枚 2枚投入しているがお好みで別のカードに差し替えてもよい(プロはここがよく変わっているのでそれを参考にしてほしいです ですが今回はこれ前提で話していきます)
ウインドフェアリー…最強バウンスカード 1枚でセッカカウントを2稼げる錬金術師 地味に素の能力もイカれてる 3枚確定
ここまで軽く触れて来ましたが、ここからが本番、エルフの重鎮たちの紹介です
宿命の狐火・セッカ
エルフの最重要リーサル札 セッカカウント生みの親 この子はフォロワーが10体場を離れると九尾の決意というカードを加え、無料進化権を手にし、20体以上離れると攻撃力と体力が上がり、疾走が付きます これがセッカカウントであり、エルフは基本この子にバトンを繋ぐリレーだと思ってください また、進化時能力も強力です 後述するアリアで捌けない相手をこの子の進化でなんとかする場面があります いざという時は腹括って進化する度胸も大事です
閃光のエルフ・アルバータ
やって見せろよ、マフティー!
エルフの縁の下の力持ち、打点、除去、カウント稼ぎなんでもござれのパワーカード 以前まではシャムシャマ:アルバータ=3:2の所を2:3にした所勝率が爆上がりしたので3枚が個人的結論です
フォレストフェアリー
エルフの裏番長、アリアの悪友 守り、セッカカウントの必須パーツ 重要度ではほかの3枚には劣りますが、それらが見えない時、凌ぐ手段としてめちゃんこ重要です また、後述のアリア下では進化で3点&3点回復というバケモノカードに 攻守共に変幻自在のエルフの代名詞であります 3枚きっちり入れましょう
瘴気の妖精姫・アリア
エルフの屋台骨、マリガンで絶ッ対にキープし、引きに行かないといけないカード これ1枚引けるかどうかで初めてエルフは対等に戦う事ができます 攻守共に変幻自在のエルフのエンジンになるカードでこれがないと除去、削りがしんどくなってしまいます これを3枚積まないのはヤバいです、ちゃんと3枚積んでおきましょう
2.立ち回り
1マリガン(ゲーム開始前の手札交換のこと) アリアは勿論確定 フェアリー製造出来るカードはアリアが見えなかったら積極的に確保したいです アルバータもハンドに見えたら返さずキープです またアリア+フォレストフェアリーは激強ハッピーセットなので揃ったらキープしても良いかもしれません 具体的に優先度を示すと
アリア>>>>>>>アルバータ=ワンダーツリー>>フェアリー生成札=アイヴィーキング>>>>>>>>>その他有象無象
2 アリアまで 原初の悪神アクセラは雑に切っても多分いいと思いますブラストフェアリーや妖花の捕食者を使い回ししてアリアまでセッカカウント増やしておきましょう
それとワンダーツリーは基本2、特に後手はここじゃないとダメだと思います(アリアを守りながら盤面展開していくというメリットがあるため) またワンダーツリーは先手で3ターン目に置くとカッコ内の理由によって、アルバータが見えない時3ターン目に置くのも全然アリです
アルバータがハンドにあったら3ターン目にちゃんとぶん投げましょう 絶対後々役に立ちます
3 中盤 もしアリアが来なくてフォレストフェアリーがハンドにあったらもう割り切って進化切っちゃいましょう、セッカカウントを増やしとけば奇跡の実りでドロー&回復、アイヴィーキングで盤面を捌く、セッカの進化権をケチれる+プレイ枚数を増やせるなど後からリカバリが利きやすくなります またアリアが来た場合、ハンドや状況、対面を考えながら盤面を埋めるかを判断し、捌いていきましょう
4 リーサル 相手の体力が12ぐらいだったらもう行けるかも?って計算を始めましょう 適当な軽量カード×2→シャムシャマ進化→妖花の捕食者→シャムシャマ連打orアルバータ、のようなやり方で案外行けちゃいますが、なれないうちはセッカ進化→バウンス→またセッカで12点、セッカに進化を重ねがけで11点出せることだけ覚えておきましょう 中級編になるのですがエレメントスラッシュの関係上敢えて殺さない立ち回りも必要です これを覚えると対面で述べるダークエンペラーをカモに出来ます
5 その他心がけること
・セッカは絶対にバウンスがなかったら投げない
セッカはエルフの大事なフィニッシャー、雑に扱っても強いですけれどもアフターケアはしっかりしましょう
・自分の盤面の管理
後述しますが相手によって盤面を開けた方がいい対面が存在します また、後半になるとアイヴィーキングで盤面が1個狭くなるのでそれ込みで2体フォロワーがいつでも出せる体制を整えておきましょう
・シャムシャマに気をつけて!
火力出す手段が地味にダルい上に手札を大量ち使うので無理して4枚プレイしてシャムシャマや!!は負けに直結します 気をつけましょう
3.対面
エルフ
ぶっちゃけ先攻は順当に戦えば基本有利と思います しかし後攻にも明確な勝ち筋があってそれがシャムシャマや妖花の捕食者を絡めた疾走プラン
例として
フェアリーウィスプ=a
妖花=b
シャムシャマ=c
アルバータ=d
ウィンドフェアリー=e
エレメントスラッシュ=fとして
a→b→c→e→c+d=9点
a→b→c→e→c→c+d=12点
a→b→a→c進化+d+f=14点
と、1ターンでここまで火力が出せます ちなみに上記のパターン以外にも無限にとどめを刺すルートはあります 最初の頃はたくさん失敗すると思いますがそれを恐れず、ハンドを意識しながら戦えばミラーだけでなくほかの対面でもおのずと勝率は高くなるでしょう そしてもう一つラティカエルフに関してなんですけど相手がコンボ始動しても試合投げちゃダメです 理由としてめちゃくちゃ難しいデッキでありミスが多いため、最後まで見届けなければ勝負は分かりません ハッタリの可能性もあります 希望は最後まで捨てちゃいけません
ロイヤル
適当にやっても勝てます 雑にぽいぽいぶん投げても平気です ビクトリーブレイダーをセッカ進化で取ることだけ覚えといてください
ドラゴン
これもそこそこ順当にやれば勝てるのですが、上振れが強く、唐突に降ってくるバカ火力に注意です 一番の対策は守りが薄いのでエルフの疾走でさっさと決着付ける事です (今のドラゴンの回復ソースはティアマトマグナとドラゴンヒーラーぐらい)
それとドラゴンのエルフ対策としてオラクルドラゴンがいますが、逆に利用して盤面を縛ってしまいましょう、ゲストのギガンティックブロッサムです
これでオラクルドラゴン二体縛って次のターンボコします 大体素のギガンティックブロッサム出る頃は直接召喚でアイヴィーキングが出るのでここらへんアクセラ勢と合わせて時間かけて倒してセッカで〆というプランも有効ですただし余裕がある時にやりましょう
ウィッチ
進化ウィッチは受けがとてもしっかりしているデッキです 無駄にハンドを消費する事を避け、1回でデカい火力を出すことを考えておきましょう
また、エルフに有利と言われる混沌ウィッチですが、混沌の流儀で1ターンロスすること、アクセラ勢が軽くなることを利用しましょう例えばアリア進化+適当に横並べしておけば7点は担保されますし、また
ウィンドフェアリーが軽くなって進化込み10点突っ込んで来てくれるのでちゃんとこちらにも対策があります 無礼(なめ)た連中をわからせてやりましょう
みんなもウマ娘シンデレラグレイ、読もう!!
ヴァンパイア
お手ごろな使いやすさと安定したデッキパワーとレンタルできるお得さが売りな吉野家デッキ、恐らくランクマで一番使われているデッキでしょう さて個人的に、エルフがヴァンプと相手して1番キツいのはゼノディアブロスでもダークエンペラーでも煉獄のダークナイトでもありません
こいつらです これされると何が起きるかと言うと毎回敵ターンフェアリーのラスワ1点が入らず勝手に自分は傷ついていくという地獄に陥ります じゃあどうすればいいのか?要は倒されなきゃいいんです 盤面をこちらは空っぽにしましょう それやって大丈夫なのと思われると思いますがヴァンプは基本火力は相手依存なので焦土作戦が有効に働きます
また、
こちらデーモンディーヴァの対策にもなるんですよね 3点ぶつけられながら5点回復されるかどうかはでかいです
そして、先述したダークエンペラーに関して、ヤツはダメージ耐性のあるわかりやすいパワーカードですが逆に言えばエレメントスラッシュやフェアリーが当て放題 好きなだけ甘い蜜啜って返り討ちにしましょう
あと自傷軸という特性上フェアリーの削りが刺さります 自分のターンは好き放題やっちゃいましょう
ビショップ
エルフの天敵・守護ビショと領域ビショがいます 先に言うと領域ビショはほぼ無理です プレミを祈りながら頑張りましょう
一方守護ビショは付け入る隙はあります というのも手札がカッツカツで回復はユピテルとホーリーセイバー依存という、ある意味致命的な防御性能をしています フェアリーを積極的にぶつけて減った体力を疾走カードで削りきってやりましょう
アミュビショはゴッドオブカースが鬱陶しいと思うんですけど所詮1ターンに4点しか出せないのでこっちが12点ぶち込んでわからせましょう(どっちかっつーとパニスナの方がキツい)
ネメシス
機械軸と人形軸とAF軸があり、人形軸は順当にやれば勝てますが、機械軸はちょっと面倒 というのも
だいたいこいつのせい 選ばれねえわ回復するわでめちゃくちゃだるいのでこれを片付けたあとに全力でぶん殴る用のリソースを大事にしつつシバキましょう ちなみにベルフォメットで出る守護はセッカでぶっ壊せるのでノーカン
AF軸に関しては対戦経験が少ないので何とも言えませんが、記憶の軌跡というノイズを採用してる時点で大分デッキパワーが低いので回復に気をつけて立ち回ればパワー差で勝てる戦だと思います
そうそう、トレランスについてなんですけどネメシスを握ったことないので推測でしかないんですがアレ2枚投げられるのって奇跡的にデッキが噛み合った時だと思ってて、基本1枚と考えて立ち回っています 余談ですがどっかの投稿者はトレランスを消せとか言ってますけどあれナーフしたらネメシスエライ事になりますよ ベルフォメットで蓋するしか無くなるので という事でネメシスでトレランスいるんだろうなと思っても1枚ぐらいしかないっしょと思いながらやって、2枚あったら台風にあったと思ってカリカリせず楽に考えましょう
ネクロマンサー
今環境エルフの次に強いとされる進化ネクロ 回復はウィッチと比べやや弱いですがその分攻撃的な進化軸なのが特徴 エルフはどう立ち回るべきか まずこのデッキに限った話ではありませんがベルエンジェルにはしっかり当たっていきましょう、ダメージ耐性ついたゴリラ天使になられるのが一番ダルいです、しっかりぶつかりましょう
これはホロライブの天使でゴリラ
そしてヴァンパイアでも述べましたが自分の盤面に何も残さないことを意識しましょう
こいつにバフされ
こいつに打点増やされロクなことになりません基本的にリーサルはレイダーとグリームニル依存なのでターンの終わりにはしっかり後片付けをして相手にターンを渡しましょう 進化軸は基本こっち有利なのを覚えおきましょう
ラスワネクロ↓
最後に
ここまで現状のエルフを扱う上で色々書いてきましたが、なによりも一番大切なのは四の五の言わずに使い続けることです このデッキの強みは変幻自在、無限の勝ち筋を追えることですが逆に選択肢が多く、ミスしやすいのも特徴でもあります プロとかだったらちょちょいっと回せばすぐに勝てるかも知れません ですが俺たちは凡人です 一朝一夕で扱えるわけじゃありません 下手くそは練習しかないんです ですからこのデッキを使う人は負けても負けてもめげずに使い続けてください、そうすればデッキは応えてくれます 頑張ってください
ここまでお読みいただきありがとうございました それでは
【シャドバ】きまぐれカード紹介その1 鋼鉄と大地の神
皆さんこんにちは、茨木鹿扇(いばらきのかせん)です。今回から個人的になんとなーく思い出のあるカードをチョイスして紹介しようかなと思います。今回紹介するのがこちら、【鋼鉄と大地の神】になります。
能力はこんな感じ。このカードが登場したのが、あの最速ナーフで悪名名高い《ナテラ崩壊》。 この弾はちょうどシャドバのストーリー的に「天地侵略編」という、ひとつのクライマックスに当たる地点で、自然溢れる世界と機械まみれの世界にバラバラにされたアリサ達が合流し、ベルフォメットというステージボスに立ち向かうというお話であり、タイプに自然、機械がくっついたカード達が猛プッシュを貰います。こいつらの頭領がこの【鋼鉄と大地の神】でした。自然か機械カードをこいつにフュージョンすることで融合という能力が発動、自然か機械カードをドローし、そいつらの全員コスト-3。 ぶっ飛んでるように見えますが、自分のこれから出したいカードを犠牲にすること、こいつ自体コストが7と、重かったため強カードぐらいだったはずなのですが、こいつを真っ先に採用し、環境をドン底に追い込んだ山がありました。その名も【ダミアンエルフ】
圧倒的盤面制圧力、打点のデパート、リソース確保も強く、受けもそこそこと、マジでぶっ壊れてました。個人的に最も許せないのが【鉄扇のエルフ】。4コスカードがしちゃいけないスタッツとスペックしてますよ。アレかな?【お姉ちゃん剣士・シズル】が4/3/5だし4/5/3でもええやろって思ったんかな?汎用リソースと使い所がはっきりしとるカードを同等に見んなや!、と話がそれてしまった所で戻すとたった3日でこのデッキは中核の鉄扇とダミアンにナーフが下りある程度環境に改善が見られました。しかし、 神を採用出来るかどうかで、環境に生き残れるかどうか、明確にクラスを差別してしまった弾でありました。 クラスが神を採用するにあたり大事だったのが機械と自然、どっちもそれなりにマトモなカードが揃っているか。どっちかがお荷物だとそれだけでデッキパワーガタ落ちですし。その条件を満たしたクラスは環境で上位を張っていました。具体的にはヴァンプ、ドラゴン、エルフ、ビショ。残りはこれらのデッキにうだつが上がらない状況でした。しかもたった1種類のニュートラルで。「神採用できぬデッキでなければ環境にあらず」レベルの格差社会を作った神、しかし3ヶ月後、新弾とスタン落ちによって機械カードが使えなくなったため、そのまま環境から地のどん底まで転げ落ち、再起出来ないままスタン落ちを待っています。この弾のもうひとつの特徴としてゴールド以下に器用なカードが多いことが挙げられます。【ドラゴニックレイジ】に代表されるチョイススペルサイクル、【背徳の狂獣】、【アーティファクトの同調】など。逆にレジェンドは自然と機械のテーマに寄せまくったため汎用性に乏しく今でも現役と呼べるのが【死期を見る者・グレモリー】、【森を彩る者・エルフクイーン】、【白閃の輝き・エミリア】、【ドラゴンイクシード・ノヴァ】、【神託の大天使・ガブリエル】で残りはガチで産廃レベル。1000エーテルになれることが唯一の強みです。悲しいなぁ。以後これらのカードにプッシュは来るのでしょうか...?次弾の主人公の子がケモいのでワンチャン自然カード復権クル...?そのような可能性を抱きながら今回は締めさせて頂きます。お読みいただきありがとうございました。それでは。
【シャドバ】キャルちゃんの思い出 ~ウィッチを支え続けた嫌われ者~
皆さんどうもはじめまして。茨木鹿扇(いばらきのかせん)と申します。今はのんびりシャドバその他ソシャゲをしたり、vtuberのオタクをしています。さてこの記事を書いてる頃はアディショナル前、アルティメットコロシアム(ULC)スタン落ちもそろそろだなーと感じる時期ですね。ULCのカードで忘れてはならないのがそう、
この子、【猫耳の魔法使い・キャル】です。いやあ、生まれてこの方このカードほんっっとに扱い酷いですよね。 一時期に比べればかなりマシだなとは思いますが、それでも今でもキャルちゃん入の構築が回る度「キャルカス○ね」って引用リプがちらほら。でも実際キャルちゃんはそこまでのカードだったのかな?と思っていてその弁護をこの記事にてできたらな、と思います。
キャルちゃんはアルティメットコロシアムでコッコロちゃんやペコリーヌらプリコネRから参戦した1枚です。能力はこんな感じ。
まあ、派手というか、見たことの無い能力ですよね。公式よくある質問がサイゲ名物怪文書でみな笑ってたなぁって思い出します プリコネ本編だけでなくシャドバでもリリース前からネタにされてたキャルちゃんの最初の職場は 【自然ウィッチ】でした
【ナテラの大樹】を砕きまくり、およそ8ターン目に【エレメントシャーマン・ライリー】を降臨、キャルちゃんのユニオンバーストを絡め、ワンショットキルを狙うデッキになります。1回の攻撃で全てを粉砕出来ますが、キャルちゃんとライリー以外のリーサル手段がほぼなく全体的なデッキパワー不足がネックでした。
次の弾、【ナテラ崩壊】では【鋼鉄と大地の神】と相性のいい【自然ドラゴン】や【機械ヴァンプ】が大暴れ。 そんな中ウィッチは何をしていたかというと、自然ウィッチはまともな強化が【ストームエレメンタラー】ぐらいしかなく環境で戦えなくはないが、トップメタと比べて1歩劣っているという印象でした。スペルウィッチは明らか火力不足に喘ぎ、土は空気でした。で、もうひとつ、キャルちゃんのユニオンバーストに1点集中させた【キャルウィッチ】が完成しました。
【プリンセスナイト】、通称騎士くんでキャルちゃんをサーチしてユニオンバーストを加速、残りはキャルちゃんを3連打して勝つことがリーサルプランです。これは個人の感想なんですけど中々乱暴な構築ですね...。握る方も相手する方もストレスマッハに思えます。こうして徐々にストレスを溜めるユーザーが増える中、遂に【運命の神々】がリリースされます。
当初は新ギミック、連携と相性のいいロイヤルが大暴れしましたが、【君臨する猛虎】がナーフされ環境が低速化、ロイヤルにスピード勝負で負けていた【土ウィッチ】が台頭、そのフィニッシャーとして重要な役割を担ったのがキャルちゃんでした。
土の印を破壊しつつ【「愚者」リンクル】のトークン【剥落の暴圧】とキャルちゃんで最大体力を削り、【禁約の黒魔術師】で決めるのがリーサルプランで、中途半端な攻めは【「世界」ゼルガネイア】や【境界の魔道士】ら多彩な除去札で止める。このデッキで最もヘイトを集めたのがキャルちゃんでしょう。Twitterのサジェストには「キャル 死ね」と言った暴言が乗り、公式のリプには「キャルカスはよナーフしろ」と言う声が。自分もこのカードは正直嫌いだったんですよ。 しかしある時環境を把握するため握った土ウィッチ、なんか思ったよりかなり難しかったんですよ。その理由は簡単、キャルちゃんとリンクルがノイズなんです。土の印を砕いて黒魔術師の打点を増やしたいのにキャルちゃんやリンクルを出すと土の印を砕くスピードが遅くなるんです。特にリンクルは実質2ターンロスですよ。じゃあそいつら抜けば良くないかと、思いますよね?これがまた問題なんです。前述した自然ウィッチのライリーの平均打点が進化込み10点。禁約の8、9ターンの平均打点が10点 。ワンショットデッキと謳っておきながら10点しか削れないっておかしくないですか?残り10点、誰で削るのか その大役を仰せつかったのが、リンクルキャルだったのです。というか、当時のウィッチはデッキパワーが低かったのです。
これが当時ローテ環境のウィッチのゴールドレジェンドです。キャルちゃんが環境で体張ってたアディショナル前はルーニィとドワーフの工房長がいなかつたのでこれ抜きに考えてみるとデッキタイプがクオン軸のスペルウィッチ、土ウィッチ、自然ウィッチに何故かいた魔道具専門店と4つもアーキタイプが同クラス内で分裂していてそれぞれ求められるカードが違ったためどのデッキもパワーがびみょいものばかり。 そんなウィッチを支えたのはキャルちゃんでした スペルウィッチにもキャルちゃんがいた時は笑いましたね。お前いくら火力足りないからってスペル関係ないキャルちゃんまで引っ張り出すとか、ねえ...。
打点が足りねえ足りねえボヤくウィッチの為に甲斐甲斐しく働くキャルちゃん。しかし湧いて出るのは罵詈雑言。もう涙目です。そのヘイトの裏で暴れまくっていたデッキがあります。 それが【葬送ネクロ】。
自分の使ってたリストはこんな感じ。 テンプレとは違って、【レジェンダリースケルトン】がいません。アイシャのネクロマンスの邪魔になるのとミルティオで釣った時クソザコナメクジなのでこいついーらね、ってなって捨てました。 この当時の瞬間最高順位が特別報酬も貰える2700ぐらいでした。その時エサにしてたのが何を隠そうウィッチでした。魔道士で全体除去されようがミルティオで蘇らせ逆にネクロマンスに利用する。キャルちゃんが体力を減らしてもそんなの知るかと言わんばかりにメタルスターやアイシャがカチコミに来る。専門店も耐えられる位の盤面の圧。あまりの相性の良さに「ウィッチとマッチングしないかなぁ」とさえ思ってました。 と、明確な不利デッキが存在したにも関わらずウィッチは過剰な憎悪を植え付けられました。
そんなウィッチをスケープゴートに暴れていたネクロはもう一つの環境デッキ、【異形エルフ】共々アディショナルを前にナーフを食らいました。 で、ウィッチはどうなったかというとノータッチ。当時シャドバ動画投稿者がこれを悲劇的に描く動画を出していましたが、制限なしは今思えば妥当だったと思います。むしろナーフしたらウィッチはボロボロになっていたかもしれません。なおルーニィとかいうバケモンでなんとかなったんですけど。そのルーニィは確かに扱いが非常に困るカードだったのですがスペルウィッチにとって足らない火力を補ってくれるまさに「ひみつ道具」。 足らなかったピースを埋めたスペルウィッチは環境に舞い戻りました。キャルちゃんをデッキに積んだアーキタイプたちはなおも環境で最前線を張り続けましたが、次弾【レヴィールの騒乱】で、スタン落ちと新ギミックの猛プッシュによって環境からスっと消えてゆきました。
【十天覚醒】リリース後もウィッチの主戦力は【ヴィセントウィッチ】【スペルウィッチ】でキャルちゃんはそこにいませんでした。このまま楽隠居...かと思いきやある日【コントロールウィッチ】が開発されました。そこにはキャルちゃんの姿がありました。
再びシャドバ民の猫アレルギーが発症。Twitterのサジェストには死ねがあります。
しかし実際はと言うと相変わらずネクロに蹂躙されてるらしい、というか今ネクロ握っているのですがまあ、カモです。 【楽隠居の国王・フォリア】で守護を貼っても【トリニティモンスターズ】その他必殺勢で盤面を簡単にひっくり返せてリーサルまでの火力も足りちゃうんですよね。ゲームウィズ様のデッキ相性表https://shadowverse.gamewith.jp/article/show/47661
を参考にすると有利不利が割とはっきりしてるデッキであり、ショッキングな見出しを出してまで動画に出すような代物ではないと思います。
ここまでキャルちゃんのことを振り返ってきました。自分のキャルちゃんに対する評価は
キャルちゃんはウィッチを勝たす為に必要だった、いわゆる必要悪
だと考えており、
必要悪であったが、それ以上の憎悪を煽り小銭稼ぎをしていた動画投稿者たちは猛省すべき
と思います。彼女はリーサル手段に乏しいウィッチに活路を開く英雄でした。しかし彼女に石を投げ続けた人たちがほとんどでした。 自分はこの記事を以て彼女への贖罪と弁護とさせていただきます。ここまでご愛読ありがとうございました。